ナレーター・ITエンジニア 渡部龍朗のウェブサイトです

Welcome
はじめまして。ナレーターの渡部龍朗(わたなべ たつお)です。
ITエンジニアとしての経験を活かし、オーディオブック関連のアプリ開発や、技術書・IT分野のナレーションなど、テクノロジーと声の表現を融合させた活動に取り組んでいきたいと考えています。
「聴く体験」をより豊かに、そしてより身近に届けることを目指して、挑戦を続けていきます。
Podcast – 宮沢賢治朗読集

Audibleで数々の文学作品を朗読してきたナレーター 渡部龍朗(わたなべたつお) が、宮沢賢治作品の朗読全集の完成を目指し、一編ずつ心を込めてお届けするポッドキャスト。
▼ 朗読音声とテキストがリアルタイムで同期する新体験オーディオブックアプリ「渡部龍朗の宮沢賢治朗読集」iOS版 / Android版 公開中 ▼
【iOS】https://apps.apple.com/ja/app/id6746703721
【Android】https://play.google.com/store/apps/details?id=info.watasei.tatsuonomiyazawakenjiroudokushu
幻想的で美しい宮沢賢治の言葉を、耳で楽しむひとときを。
物語の息遣いを感じながら、声に乗せて広がる世界をお楽しみください。
📖『クねずみ』朗読 – エヘン、エヘンと響く咳払いと、高慢なねずみの行く末🐭静かに語られる物語の世界へようこそ。今回お届けするのは、宮沢賢治の『クねずみ』。クという名前のねずみは、たいへん高慢でそねみ深く、自分をねずみ仲間の一番の学者と思っていました。ほかのねずみが何か知識のあることを言うと、「エヘン、エヘン」と大きな咳払いをして威圧するのが癖でした。友だちのタねずみが経済の話や地震の話、天気予報の話をしようとするたび、クねずみは「エヘン、エヘン」とやって、タねずみを怖がらせます。ある日、クねずみは散歩の途中で、二匹のむかでが親孝行な蜘蛛の話をしているのを聞きます。そこでもまた「エヘン、エヘン」。天井裏街では、ねずみ会議員のテねずみが立派な議論をしているのを立ち聞きし、やはり「エヘン、エヘン」とやってしまい——やがてクねずみは思いもよらぬ事態に巻き込まれていきます。「エヘン、エヘン」という咳払いが、物語の中で繰り返し響きます。他者の知識や賢さに対するそねみ。自分が一番だという高慢さ。クねずみの咳払いは、友だちとの会話を、むかでの会話を、テねずみの演説を、次々と遮っていきます。「ねずみ競争新聞」、「共同一致団結和睦のセイシン」、「分裂者」。物語には社会的な言葉が織り込まれ、ねずみたちの世界が具体的に描かれていきます。そして咳払いという小さな癖が、やがて大きな波紋を呼んでいく——クねずみの高慢さとそねみ深さが導く展開を、朗読でじっくりとお楽しみください。
#鼠 #猫 #動物が主人公
